せっかくお迎えした新しい家族。「早く一緒に遊びたい!」「ケージに入れっぱなしにするのはかわいそう……」と感じていませんか?
ペットショップやブリーダーから言われる**「1週間はケージから出さないでください」というアドバイス。実はこれ、厳格なルールというよりも、ペットの命と健康を守るための「超重要な観察期間」**なんです。
今回は、お迎え直後の理想的な過ごし方と、ケージから出すタイミングの判断基準を解説します。
1. なぜ「1週間」もケージに入れる必要があるの?
結論から言うと、最大の目的は**「ストレスによる体調不良を防ぐこと」**です。
動物にとって、住み慣れた場所から新しい家への移動は、私たちが想像する以上に過酷なイベントです。
- 免疫力の低下: 緊張と疲れで下痢や風邪(ケンネルコフなど)を引きやすくなります。
- トイレの定着: 最初から広い場所に出すと、トイレの場所を覚えられず、失敗が癖になる原因に。
- 「安全地帯」の認識: ケージを「ここは誰にも攻撃されない安全な場所だ」と認識させることで、将来的な無駄吠えや問題行動を防げます。
2. 期間別:お迎え後のステップアップ・ガイド
「1週間ずっと放置」ではなく、段階的に距離を縮めていきましょう。
【当日〜3日目】「静観」が最大の愛情
この時期は**「見てるだけ」**が基本です。
- 必要以上に触らない、抱っこしない。
- ご飯、水、トイレがしっかりできているかだけを確認。
- 夜泣きをしても、心を鬼にしてそっとしておく(ここで構うと「鳴けば来てくれる」と学習してしまいます)。
【4日目〜5日目】「存在」に慣れてもらう
環境に慣れてきたら、ケージ越しにコミュニケーションを取り始めます。
- 近くで優しく声をかける。
- 手からおやつをあげて、「この人はおいしいものをくれる人だ」と認識させる。
【6日目〜1週間】「短時間の探検」を開始
食欲も排泄も安定していれば、いよいよケージの外へ。
- 1回10分〜15分程度、目の届く範囲で。
- 満足したら自分からケージに戻れるよう、ドアは開けたままにしておきます。
3. 出していいサイン・ダメなサイン
「1週間」という数字よりも、ペットの**「サイン」**を優先してください。
| チェック項目 | 出してOK(順応している) | まだNG(警戒中) |
| 食事 | 完食する、人の前でも食べる | 食べ残す、隠れて食べる |
| 睡眠 | お腹を出したり、足を伸ばして寝る | 常に隅っこで丸まっている |
| 反応 | 近づくと尻尾を振る・寄ってくる | 震える、うなる、隠れる |
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4. まとめ:焦りは禁物!一生の信頼関係のために
お迎えしてすぐの1週間は、長い共同生活のほんの序章に過ぎません。
ここで無理に連れ出してしまうと、「この家は怖いところだ」というトラウマを植え付けてしまう可能性もあります。「最初は無視するくらいがちょうどいい」。この心構えが、結果として最短で仲良くなれる秘訣です。
愛犬・愛猫のペースを尊重して、ゆっくりと家族の絆を深めていきましょう。




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